皆様こんにちはVERSYS-X250に乗っているsinriです。
周囲からジェットヘルメットのおススメはどれか聞かれたのですが、現在私はフルフェイスのヘルメットについてしか知らず、答えられなかったので調べてみました。
今後タンデム用にもう1つヘルメットが欲しい事もあり、購入を検討したいと思ったジェットヘルメットを紹介しますので、どのヘルメットにするか悩んでいる方は1つの参考にしてみて下さい!
※値段は執筆時点(2020/01)の市場価格です。時期により変動があります。
ジェットヘルメットの利点
そもそもジェットヘルメットはどのような人にメリットがあるヘルメットなのか。
まず1つ目は被りやすさ。
フルフェイスのヘルメットに比べ下側が解放されているため、すぽっと手軽に短時間で被ることが出来ます。
フルフェイスのヘルメットは小さい入り口に力を入れ、頭をめり込ませながら滑らせるようにして被らなければなりません。
この際に髪型が崩れたり、化粧が落ちてしまったりという部分が欠点としてあるのでそこが嫌な方にはジェットの方が良いと思います。
また買い物等で着脱を頻繁に行う近場での運転を主とする方にも良いです。
2つ目に解放感です。
顎周りが開いている事で息がしやすく、窮屈感を感じにくいヘルメットになります。
頭が締め付けられるのが嫌な方にとってはとてもメリットを感じるのではないでしょうか。
3つ目に視界の良さ。
前面の大部分がシールドになっているため、非常に良好な視界を保っています。
周りが良く見えていないと怖い方、視界の広さを重視したい方にはおススメですね。
4つ目に値ごろな価格。
フルフェイスに比べ安価に入手出来る事が多いです。
フルフェイスのヘルメットの安全性には及ばないものの、半ヘル等に比べると耳周りまで覆うことであご以外はある程度の安全性は保っているので、値段と安全性の兼ね合いを考える方には利点になります。
フルフェイスを買えるまでのお金がない方に足掛かりとして購入するのも良いと思います。
以上が簡単に上げられるメリットではないでしょうか。とことん安全性を追求する方で無ければジェットヘルメットは良い選択肢となると思います。
(安全性を重視する方はフルフェイスの方が良いと思いますよ)
また、今回はメーカー毎に分けながら解説していきたいと思います。
有名どころで言えば、SHOEI,Arai,OGK kabutoなどですね。
ただ他にも様々なメーカーさんがいるので探していきましょう。
SHOEI(ショーエイ)
SHOEIでは現在5つのジェットヘルメットがラインナップされています。
代表的な1つがこれ。
J-FORCE IV
税込み定価49,500円。スタンダードなタイプですがかなりのお値段です。標準カラーは6種類。
前面のシールド部分を曇らない様にする、ピンロックシートが標準で付いてきます。
安全性は流石のSHOEIで、JIS規格に合格しています。また製品保証は購入後3年間と安心感があります。(ただし正規販売店で購入しなければならない)
現在ネットで正規販売店で購入するには、WebikeかNAPSの2択となっている様です。(ほぼ定価販売)
全体的に価格が高いものの、安全性や保証を重視したい方におススメのメーカーと言えます。
でも筆者からするとちょっと高いかな…
Arai(アライ)
Araiではジェットヘルメットではなく、オープンフェイスという括りで販売しています。
衝撃をかわす事に力を入れているメーカーさんですね。
SZ-G
最もスタンダードなモデルです。価格は30,000円前後。JIS規格、スネル規格に合格しています。
海外の規格に合格するぐらいの安全性を持っていますので安心です。
ベンチレーションも効いて涼しく感じると思います。重量は2㎏。
カラーは4種類と少し少な目ですが、シンプルで使いやすいカラーが揃っています。
JISに加えてスネル(アメリカの厳しい安全性規格)まであり安全性重視の方におススメですね。
少しデメリットに感じるかもしれない点は固定式の内装です。内装を取り外して洗うことが出来ないので洗うのに一苦労するかもしれません。(丸洗いは可)
その代わり一度フィットさせてしまえばズレることなくピッタリとした装着感が得られるのが良い点ですね。
その他注意点としてはピンロックシートが付属しておらずオプションでも装着不可な点ですかね。
筆者的にはジェットヘルメットはあご部分から空気が出入りするためある程度曇りにくいと思うので無くても良いとは思います。
VZ-RAM
Araiのジェットヘルメットの中では高規格のヘルメット。値段は約43,000円。カラーは8色。
前のモデルよりもベンチレーション(頭部の冷却)に優れています。
頭頂部にある3つの吸気口から空気を取り入れ頭のムレを取り除きます。夏の運転にはとても助かりますね。
シールド上部からも空気を取り込めるような形になっているので最大5か所から風を取り込む事が出来ます。
こちらの内装は着脱式内装となっているため取り外して洗うことが出来ます。内装自体にも抗菌・消臭・防汚性能を持っているそうなので綺麗に使えそうです。
また内装には取り外し用のパッドも使われているため、キツイときに少し緩める等自分で細かいサイズ調整が可能となっています。
メガネ用のスリットがあったり、インカムを埋め込むための凹みが耳元にあったりと高規格といえます。
安全性能はJIS規格とスネルに合格しており非常に高いです。
またこちらのヘルメットにはサンバイザーを取り付けたタイプも発売されています。
全閉位置、全開位置と中間位置の3つの角度をとれるサンバイザーとなっており、逆光時の運転に非常に役に立つ代物です。
サンバイザー無しタイプと比べて値段が大きく上がるかと思いきや、約45,000円程度と+2,000円の違いしかありませんでした。
普通のタイプを買うよりおススメかもしれません。
VZ-RAMもピンロックシートは付属していません。ただこちらはオプションで購入可能と違いがあります。
OGK Kabuto(オージーケーカブト)
OGK kabutoからは2種類のオープンフェイスヘルメットが販売されています。
OGKのヘルメットの心配事と言えばJIS認証の取り消し問題ですよね。
国内生産体制に問題があったようですが、海外工場は問題なく取り消しされていない状態の様で、製品の安全性能自体はJIS規格に合格しているそうです。(きちんと報告していれば問題がなかったのに…)
なので組織体制自体に問題はあれど、製品自体はJIS相応で問題ないでしょう。
AVAND-2
OGKのスタンダードなタイプのジェットヘルメットです。
価格はサイズにより異なりますが、16,000~18,000円程度となります。
安全規格はJISを取得しています。JIS取得の他のメーカーに比べ安価なのが魅力的ですね。
ピンロックシートは付属しておらず、別売りで販売となります。
あご紐の固定はワンタッチバックルを採用しており、付け外しが簡単になっています。
内装は取り外し可能で、手洗い以外に洗濯ネットに入れて洗濯機で洗う事も可能です。
カラーはパールホワイト,ブラックメタリック,フラットブラックの3種類と少な目。
EXCEED
こちらはインナーサンシェード(バイザー)付きタイプのジェットヘルメットになります。
サンシェードは左側頭部のレバーを上下にスライドさせることで位置を決められます。
Araiのものとは異なり日除けというよりは、サングラスをかけている状態と同じ様な視野になります。
価格は約22,000円程度。安全規格はこちらもJISのみとなります。十分な安全性能を持っていますね。
またメガネ用のスリットがあったり、インカム取付用の専用スペースが存在していたりと、OGKのジェットヘルメットとしては高規格に位置づけされています。
こちらの内装も取り外し可能で洗うことが可能です。
あご紐の固定のバックルが少し変わりボタンに当たってもすぐには取れにくくなっています。取り外す際はバックルを下方向に引っ張ることで簡単に外す事が出来ます。
ワンタッチより外すのに一手間かかりますが、意図しない状況で外れてしまう危険性が無いのは良いですね。
ピンロックシートは付いておらず別売りで装着可能です。
Y’S GEAR(ワイズギア)
次はバイクメーカーのヤマハ発動機株式会社の子会社で、バイクの各種純正アクセサリーを取り揃えているY’S GEARです。
メーカー子会社のためある程度安心感がありますね。
YJ-14 ZENITH
現在ワイズギアで販売している中で最も安価なジェットヘルメットがこちらになります。
価格は約11,000円程と1万円台に迫ってきています。
安いからと言って安全性は悪くなく、JISとSG規格に合格しています。(SJよりJISの方が上)
サンバイザーが標準装備となっており、頭頂部後方のレバーを操作して開け閉めします。
レバーの位置があまり良くないため走行中に操作すると事故が起きてしまう可能性があり、停車中にのみ使用可能と考えられます。
カラーは現在生産中が標準的な色が5種類。内装は取り外し可能で手洗い出来ます。
あご紐の固定はリュックを留めるようなタイプと同じで、プラグを差し込みカチッとなれば固定、固定部分の両脇を押してリリースとなります。
今までのヘルメットに比べると簡素な造りになっていますね。
こちらのヘルメットの欠点がサイズの少なさです。MとLしか存在していないため、頭が大きめの方は別のヘルメットを検討した方が良いと思います。
レビューでは他メーカーのMサイズとYJ-14のLサイズが同じぐらいの大きさに感じる(Mサイズだとキツイ)等、サイズ感に問題がありそうなため一度店頭で実際に被ってみるのが良いと思われます。
またベンチレーションが付いてはいるのですが、性能的にはあまり風通しが良くないようで一応付いている程度に考えるのが良さそうです。
YJ-20 ZENITH
ZENITHというブランド名で販売されているシリーズの1つになります。
価格は13,000円程でJISとSG規格を取得しています。
こちらはサンバイザーはありませんが、代わりにメガネ用のスリットと耳元にインカム取り付け用のスペース(※最大φ50mm)があるタイプになります。
サイズも多く取り扱っておりXS~XXLまで6段階のサイズが販売されています。
カラーは現在6種類(XSとXXLは3種類)。内装の取り外し可で手洗い可能です。
ベンチレーションの向上が図られている様で、従来の1.5倍の性能となっている様です。
ヤマハのヘルメットで新しい試みとしてアンチフォグシールドを採用しています。シールドにコーティングを施し曇りにくいシールドとなっています。
ただし、1年程使用するとコーティングが剥がれてしまうようです。またシールド内側のコーティング部をタオルやティッシュで拭くと簡単に傷が入ってしまうという課題点もあるようなので注意が必要ですね。
その他シールドのネジ留部分のネジが無くなっているといった事象が報告されています。途中で緩んでしまうのかもしれません。
性能的には良さそうですが、使用上気を付ける点がある製品のようですね。まあ安い分仕方ないと割り切ってしまうのが良いのかもしれません。
WINS(ウインズ)
WINSのジェットヘルメットは全てSG規格に合格しています。
G-FORCE SS JET STEALTH
こちらのヘルメットはデザインとしてラインや文字が入ったタイプになります。
価格は25,000円程度と中価格帯となります。(デザイン無しは約23,000円)
安全性能はSG規格にのみ合格とJIS規格製品より一歩遅れている形になります。
サンバイザー付きで、内装の取り外し可、洗濯機での洗いも可能となっております。
またメガネのフレーム部分が圧迫されない様にスポンジの形状を変えている様です。
その他ベンチレーション機能も搭載しています。
このヘルメットの面白い機構がオプションパーツを利用する事でフルフェイス型に換装可能といった点になります。
接続部分があるのでフルフェイスと比べると頑丈さは劣りますが、気分によってヘルメットの形状を変更出来るのは良いですね。(オプションのフェイスガードは約4,300円)
安全性能的には他社より一歩遅れるものの、面白い機能とデザイン性は良いのではないでしょうか。
私はロボット物の様なロゴが入ったデザインが格好よくて好きですね。
まとめ
各社特徴があって迷いますね。
今回リンクで貼っている物はデザイン入りのヘルメットではない物がほとんどとなっています。
まずは価格を見て同形状のヘルメットのデザインカラーを見ていくと良いと思います。(基本カラーに比べ数千円高くなります)
安全性で考えるならやはりAraiと言えますね。ただしお高いですが…。
価格面でいくとY’S GEARやOGK辺りが良さそうです。
まあ最終的には気に入ったカラーがあるか、形状が好きかどうかというファッション的な観点も重要になってきますので、本記事を参考に気に入るヘルメットを探してみて下さい!
私はどのヘルメットにしようかなー…。最後までご覧頂きありがとうございました!
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